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:2015/10/01(木)12:03:38 ID:
日本酒を注ぐと薄墨色からピンク色に変わる緑茶「紫貴婦人」が埼玉県日高市で開発・新発売され、評判になっている。
開発した茶園経営者吉野道隆さん(40)が、今年初めて茶葉30グラム入り(税込み1620円)を200袋用意したところ、9月28日の発売後、3日でほぼ完売。
吉野さんは「来年は摘み取り回数を増やし、今年の1・5倍用意できれば」と話している。
原料は、新芽が濃い紫色となる雑種の茶葉で、約20年前に吉野さんの茶畑で見つかった。
ブルーベリーなどに含まれるポリフェノールの一種「アントシアニン」を多く含み、いれたお茶が薄墨のように暗く、鮮やかな緑にならないため、販売は見合わせていた。
ところが、2012年6月に新茶の色の変化を確かめようと、お茶をいれて一晩置いた茶わんに、神棚のお神酒が過ってこぼれ、ピンク色になった。
アントシアニンが酒に含まれる酸に反応したためだった。
偶然の発見をきっかけに、「色が変わる緑茶」として飲み方を研究。酒の味を殺さないよう、お茶をいれて冷やしてから酒と合わせる方法や、お茶の渋みが酒の後味のさわやかさにつながることもわかった。
炭酸飲料やかんきつ系果汁など酸を含む飲み物でも、色が変わるという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151001-OYT1T50000.html