[山本太郎の政界デッドボール放談]
山本太郎「自民党議員100人落選キャンペーン」への思いを語る
2014.12.13 11:50 DMMニュース
安倍政権の身勝手で始まった選挙ですが、多くの有権者は誰に投票すればいいのか迷っている事と思います。解りやすい受け皿を作る最大の努力を野党がしていませんから。
口で言っても、本気で安倍政権打倒、自民公明連立政権を倒す、と言う決意は今回の選挙スタイルからは感じられません。
安倍政権になってからの約二年間、散々な目に合わされた記憶も、少数派の野党は採決においては何の役にも立たない、と言う現実を国会で毎日見せつけられた屈辱、もうお忘れになったのでしょうか?
人々の首が絞まる様なルール変更の嵐、強行採決された後に、何の手だてもない自分たちが、「力を合わせて頑張りましょう」と有権者に対して虚しい訴えを繰り返した日々はもう過去の事か?
少なくとも、衆議院での自公議席を上回る決意、を形にする最大限の努力は必要だった。
最大の努力とは、野党が一つの受け皿になる「統一名簿方式」のことです。結局、選挙はそれぞれ戦って、選挙後に国会内で手を繋ぐ、と言う話になった。
自民VS野党の一騎打ち選挙区を狙え!
その中でも、唯一の希望はあります。自分たちが生き残る為の策として野党が行った、候補者調整です。
前回の衆院選では、一つの選挙区で、自民VS野党VS野党VS野党、結果は自民勝利、と言う最悪の事態が多発。
それぞれの選挙区で野党候補の得票数を足すと、自民票を上回っているのに、結果は自民が勝利。国会内は、自民党に占拠される状態になりましたよね。
今回は、野党が行った候補者調整で、事実上、自民VS野党の一騎打ち、と言う選挙区を多く作れた事により、野党候補が勝利出来る確率が高まった。
今回の選挙は、どう考えても与党が入れ替わる位の大きな動きにはならない。
じゃあ今回の選挙での最終獲得目標は何?って事ですよね。
僕は、安倍政権を退陣に追い込む事、だと思います。その為には、自民VS野党の一騎打ち、を各選挙区で盛り上げる事が必要。茶番でプロレスの政治ですから、安倍政権が倒れても、変わりの役者でゲームは続行、となるでしょう。
でも、安倍総理を退陣に追い込めれば、皆さんの生活破壊が行われる現在の政治の暴走のスピードを少しは緩める事はできる、と考えています。
ヤリ過ぎれば選挙で落とされる、と言う当たり前の緊張感を改めて政治家に植え付ける事ができるのです。
野党、と言っても第2自民党、第3自民党みたいな政治家がウヨウヨいるじゃないか。
市民の力を結集した新しい勢力を!と言い続ける僕が、主義主張を捨てて野党を勝たせようとする動き、違和感がある人もいるかも知れない。そりゃそうです、一致点は安倍政権打倒のみ、ですから。
でも、この場面を理解して欲しいんです。衆議院でのパワーバランスを野党側に戻す力を今、みんなで注がなければ、この先、待機中の悪法が、来年の統一地方選の後に、矢継ぎ早に決められてしまうんです。大企業・大資本の為の、ノンストップ政治が幕を開けてしまう。
グッと堪えて、思いを飲み込んで、このプロレス政治の中でも、国会での暴走をスローダウンさせる事を目標とし、今回は「小選挙区」では勝てる野党に力を集める、市民の新しい勢力を結集して戦う選挙は、統一地方選から、と山本太郎は決めました。
(以下略)
詳細のソース
http://dmm-news.com/article/902550/