国内企業の収益性が大きく落ちていることが分かった。
最近3年間で純利益率下落幅が世界で2番目に大きかった。
韓国製造企業の営業利益率は世界下位圏に落ちた。
◇純利益率「がたっと」・・・ 「コリア・ディスカウント」に直結
19日、金融投資業界によれば、韓国企業の純利益率は2012年以降から昨年まで3年間で2.9%ポイント下落した。
世界主要25ヵ国のうち、チリ(-3.6%ポイント)に次いで最も大幅に落ちたのだ。
韓国と主要産業部門で競争関係にある日本企業の純利益率は1.3%ポイント上昇し、
主要国の中では上昇幅が最も大きかった。
韓国とチリのほかに2%ポイント以上収益性が落ちた国家はブラジル(-2.6%ポイント)だけだった。
国内企業の純利益率は2013年を基点に新興国と世界の平均値より低い水準まで下落した。
昨年、国内企業の純利益率は5.5%で、全世界(7.9%)と新興国(5.9%)の平均に及ばなかった。
2013年にも韓国は5.5%で、全世界(7.7%)と新興国(6.1%)の平均に比べて収益性が落ちた。
同期間、韓国株式市場の収益率は8.4%で比較対象25ヵ国のうち、ロシア(-15.2%)、チリ(-15.1%)に次いで3番目に低迷した。
総合株価指数(コスピ)は昨年1年間で4.8%下落し、年間収益率が、主要20ヵ国(G20)のうち19位だった。
◇製造業営業利益率の下方傾向・・・ 「企業競争力の弱体化」
このような収益性悪化は、韓国経済発展の原動力だった製造業の不振によるものが大きい。
国内製造企業の収益性は下落傾向を続けてきた。
LG経済研究院によれば、韓国の製造企業の営業利益率は1970年代の年平均8.4%、1980年代7.3%、1990年代7.0%、2000年代6.3%と下落した。2012年には5.1%と史上最低水準を記録した。
このような下降傾向の中に国内製造企業の収益性は世界主要国のうち下位圏に落ちた。
営業利益率は世界主要46ヵ国のうち、2012年29位、2013年30位、昨年上半期33位に下落した。
収益性悪化は結局、韓国製造企業の競争力が大きく落ちていることを意味する。
今後の展望も明るくなく、懸念はさらに高まっている。
相変らず、世界景気低迷や円安など対外環境は容易ではない。
韓国 聯合ニュース
http://goo.gl/NurPoU (記事より抜粋)