■福島第一また違法労働 下請け企業に是正勧告へ
下請け企業「安藤ハザマ」は10時間超の違法労働をさせ、
長いケースでは作業員は福島第一に13時間半も滞在していた。
休憩は、昼食時間の実質30分ほどだけだったという。
原発内の労働は被ばくを伴うため、1日の労働時間は労働基準法で制限されている。
作業員は「明日までに仕上げなくてはならない」
「時間がない。(休み予定の日も)出てくれ」などと工程通りに仕上げるように言われ、
残業を減らすよう頼むと「要求に従わないならクビだ」と解雇された人や、
トイレに行けず現場で失禁してしまう人もいるという。
ある作業員は、「休憩時間は昼に1時間あるが、
休憩所までの移動や防護服の着替えを考えると、休みは実質30分。
残業を含めると作業は5、6時間休みなし。途中で疲れて休むと怒られた」と話した。
10時間が近づくと線量計アラームが鳴るが、作業は続行された。
福島第一では昨秋、東芝やその下請け18社が同様の違反で是正勧告を受けたばかりだった。
わかりやすい仕事時間画像
20140515
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014051502000144.html