任天堂がメガネ型のデバイスを用いて通常の2Dディスプレイ上で擬似3Dを実現するという特許を
米国特許商標局に出願していたことが分かりました。
出願者はHoward Cheng氏(任天堂テクノロジーデベロップメント、ゼネラルマネジャー)ほか1名。
特許ではメガネ型のデバイスを使用し、プレイヤーの視点をトラッキング。
そのデータを元に、パララックス・エフェクト(前景と背景の変化に差を付け擬似的な3D感覚を与える、
iOSの壁紙でも採用)を作り出すことでプレイヤーに3D体験を与えます。
この特許を応用し、視点を移動することでゲーム中のオブジェクトを移動させたり、
マルチプレイヤー時では、他のプレイヤーの視点を外れた位置を特定するなどの
ゲームプレイにも活用できるのではないかと特許では示されています。
また特許ではこのデバイスを更に活用してゲーム体験を加速させるアイデアとして、
匂い(アロマの活用)、擬似的な風、温度(冷たい風を顔に吹き付ける)、
感情検知(脳波、目の動き、心拍数)なども紹介されています。
すぐに実現する事は難しいでしょうが、任天堂がどのような事を考えているのか興味深い内容です。
http://www.inside-games.jp/article/2014/07/05/78362.html